錯誤試行

PCや生活の試行錯誤の成果を報告するブログ

らくらくホンとの苦闘

自分の親はドコモのらくらくホンIII(F882iES)を末永く愛用しているのだが、今回ここからPCに写真を取り出そうとして大変苦闘した。善戦虚しく散った(失敗した)方たちのために成功レポートを残したい。

結論

  • 「データ通信のできるFOMA-PCケーブル」を買うこと

充電用として売られているものはデータ通信ができないものがある。純正のケーブルを買えば問題はない。

  • USBドライバ->DATALINKの順にインストールすること

USBドライバのインストール時はインストールに失敗した旨のメッセージが出るが気にしなくて良い

  • 携帯電話側で「外部接続モード」にする必要はない(そのような切り替えメニューは存在しない)

環境

  • WindowsXP
  • 使用したケーブル
    • ELECOM MPA-BTCFUSB/BK FOMA/Softbank 対応 (「データ転送・充電」と記載されている) 880円

成り行きの記録

まず取り込みにはPCとつなぐためのUSBケーブルが必要だがこれは標準で付属して来ない。端末がシニア向けのためと思われる。純正品はあるが1900円程度でやや高いためサードパーティのものを使用したくなる。ここがまず1つ目の落とし穴だった。
意気揚々とUSBケーブルを購入してきてドコモの公式サイトからバックアップソフトであるDATALINKを入手してインストールするが携帯電話を繋いでも一向に反応しない。
購入したUSBケーブルはシガーライターからの充電用のものだったが、PCに接続している図も示されていた。2つ折りの台紙の内側に小さい文字で書かれた説明を良く読んでみると「データ通信はできない」との記述が。USBケーブルでも充電しかできないタイプが存在することを初めて知る。
仕方なく購入店に戻って事情を説明しデータ通信できるものに交換してもらい再トライする。しかしやはりダメ。

結論から言うと、公式サイトの説明ではDATALINKを入れてもダメな場合はUSBドライバを入れるようにせよと記述されていたが、それではダメでUSBドライバをインストールしてからDATALLINKを入れなければならない(このインストールの順序を間違ったらアンインストール後PCを再起動しないと多分うまくインストールできないと思われる。
また、今回使用したPCにインストールされていたアンチウイルスソフトの「フレッツ・ウイルスクリア」がインストール時にレジストリへの書き込みを妨害しているのもうまく行かない原因として紛らわしいので一時的に終了した)。
追記(2011/08/21):
公式サイトの記述について、正確には以下のとおり。

USBドライバ 機種毎の通信設定ファイル(USBドライバ)が必要です。
※USBドライバが自動的にインストールされない場合、携帯電話に同梱されているCD-ROMもしくは下記のドコモのホームページよりダウンロードしてインストールしてください。

--http://datalink.nttdocomo.co.jp/spec.html

USBドライバを手順通りに入れても正常にインストールできない旨のメッセージが出る。構わずDATALINKをインストールして携帯電話から読み込むモードに入ると携帯電話を接続する手順でデータ通信モードに設定するよう指示が出るがF882iESにそんなメニューは無い。構わず次に進めるとこの時点で急に正常にドライバがインストールされる。うまく行ったと思いきや携帯電話と接続できない旨のメッセージが出る。
ここで一旦DATALINKを終了させて起動し直し、再度読み込みモードに入ったところ携帯の画面に接続中の旨が表示された。画面の指示の通り暗証番号を入力したところ正常に接続された。
最初に携帯電話からバックアップをとろうと思い立ってからここまでで6時間が経過していた。
らくらくどころの騒ぎではない。シニア層にはバックアップはまず不可能だろう。