錯誤試行

PCや生活の試行錯誤の成果を報告するブログ

Precise(12.04)のFirefoxを35から34にダウングレード(アドオン不具合)

ソフトウェアアップデートを適用したところ、キーバインドをViライクに変更するアドオンであるVimperatorが動作せずfirefoxが使い物にならないためバージョン34に戻した。

apt-cache showpkgを試みるがインストールできるバージョンは最新の35.0.1+build1-0ubuntu0.12.04.1とかなり古い11.0+build1-0ubuntu4しか見当たらない。debファイルでの配布も見当らなかった。

参照サイトの情報からIndex of /pub/mozilla.org/firefox/releases/34.0/linux-i686/jaにアクセスしてfirefox-34.0.tar.bz2をダウンロードする。
最新バージョンである35.0.1を削除したのち、上記の圧縮ファイルを展開して中に含まれるfirefoxを実行すると以前の34.0が起動した。そのままだと自動で最新版に更新されてしまうので、メニュー→設定→詳細→更新からFirefoxの更新を自動インストール以外に設定しておく。

(追記)Firefoxの自動更新により35.0.1にアップデートされた後にOSを再起動したところVimperatorキーバインドは正常に動作した。ただしVimperatorの機能全てが正常には動作していない模様(g C-gでpageinfoが表示されなかった)。また、ステータスバーのはてブ数の文字色が暗くなり読めない。キーバインドの不具合がソフトウェアアップデートによるUbuntuレポジトリ版Firefox固有の不具合なのか、再起動しなかったことによる不具合なのかは不明。

所感

今や空気や水のように当たり前に使っているVimperatorだが、使えなくなるといかに不便になるか痛感させられる。ドネーションウェアなので開発継続を支援することも検討したいが、公式ページのブログが2013年4月のエントリで停止していて今後の動向が分からない点に若干不安を覚える。

AndroidでGoodReader代替のpdfビューアアプリを探す(調査継続中…)

AndroidiPhoneのGoodReaderのように快適なpdf閲覧のできるアプリを探しているが、なかなか見つからない。pdfを表示するだけなら公式のAdobe Readerが高速に動作してくれるので十分なのだが、痒いところに手が届かない。

  • GoodReaderの持つ優れた機能
    • タブ閲覧
    • GoodReaderでは複数タブを開いて切り替えながらpdfを閲覧することができる。Androidでは有料のアプリならタブ機能を備えたものがある模様。
    • TapZone機能
    • GoodReaderはTapZoneという機能がある。これはpdf閲覧中に画面上の決まった領域をタップするだけで表示領域のスライドおよびページ送り・戻しをしてくれる優れものである。Androidでこの機能を持つpdfビューアはSideBooks・Perfect Viewerである。
    • その他…
    • (書き掛け)

  • アプリの簡単なレビュー
    • Perfect Viewer
    • (Google Play, DJVUプラグイン:pdfを表示するにはこちらも)
      (以下の文章は記事作成時点2014/12のままなので内容が古いことに注意)
      タブ機能は無いもののTapZone機能が使える。次のページに進んでも縮尺がリセットされないようにするには、pdf表示中に画面中央をタップして出るメニューの上から3番目のアイコン(画像スケール)から「スケール固定」に設定する。画面表示も高速。連続ページ表示ができれば完璧。取り込みしたコミックを読むならこれがベスト。
    • SideBooks(Google Play)
    • (以下の文章は記事作成時点2014/12のままなので内容が古いことに注意)
      タブ機能は無いがTapZone機能あり。TapZoneは画面のできるだけ端を押すのがコツ。pdfを表示するスピードはやや遅く、ページのキャッシュもしないためスライド戻し・ページ戻しの操作をするとモザイク表示からの読み込みとなり快適に閲覧できるとは言い難い。またpdfの置き場所が1フォルダ固定になるのもややいただけないがzipで固めたpdfも表示できるらしい。SDカード内のpdfを表示するには設定画面からホームフォルダをSDカードに変更する。
    • Adobe Acrobat Reader(Google Play)
    • Adobe公式のビューア。動作は高速で快適にpdfを閲覧できる。ファイルブラウザがきちんと作られており、履歴から最近開いたpdfを簡単に開くことができるほか、フォルダを辿らなくても「すべてのPDF」を選ぶとpdfの存在する各フォルダのpdfが一覧できる。LaTeX(TeX Live)で生成したpdfの埋め込み日本語フォントも正常に表示される。しかしタブ機能やTapZone機能は無い。メインで使用している。
      (2015/7追記)
      アップデートによりUIが変化し、別のpdfを開く際に手数が多くなり使い勝手が悪くなったため*1ファイラーはX-ploreなど専用のものを使用してそちらから開くのが良さそうである(Adobe Readerに限った話ではないが)。
    (2017/11/5 以下の3アプリを追記)
    • Foxit PDF(Google Play)
    • UIが分かりやすい。ページジャンプもやりやすい。標準ではページが単一表示で左右スワイプでページ送りされるようになっているが、シングルタップメニューの「表示」で「連続ページ」を選ぶとAdobe Readerのように連続ページで表示できる。Adobe Readerと並んで使いやすい。個人的な使い方としては、文書はAdobe Readerで読み、文書ではなく主に図表の掲載されたpdfを閲覧するのを目的としてサブで使用している。
    • Xodo(Google Play)
    • タブ型PDFビューア。3つまでタブを並べてpdfを表示できる。これで完璧かに思われたがいくつか完璧でない点がある。スキャナで高画質取り込みしたような重いpdfは描画にやや時間が掛かる。ページ送りがAdobe Readerのように上下でなく、画面下にあるスライダーか左右のスワイプで左右方向に移動させるのがやや違和感がある(Foxit PDFも同じではあるのだが)。左スワイプで前のページ、右スワイプで次のページ。なぜか一度でも検索から「一覧表示」をすると検索がヒットしなくなる(バージョン4.3.2 ビルド62268にて再現)。たまにインデックス更新と思われるが「ファイルの一覧を更新中」と言われて待たされる。LaTeX(TeX Live)で生成したpdfの埋め込み日本語フォントも正常に表示される。マルチタブなのは大きな利点だが、メイン・サブに使うにはもう一つ。
      (2018/7追記)
      久し振りに使ってみたら完璧になっていた。スキャナ取り込みpdfの描画も早く、歯車アイコン(設定)から「Vertical Scrolling」をオンにすれば上下にスクロールし、検索の一覧表示での検索ヒット不具合は改善し、インデックス更新で待たされることもない(バージョンは4.5.15 ビルド65949)。TapZone機能こそ無いもののこれでもう完璧と言ってよい。
    • EBookDroid(Google Play)
    • オープンソースのpdf表示ソフトであるMupdfを使用したアプリ。Adobe ReaderやFoxit PDFより描画速度が圧倒的に高速で、重いpdfでもすぐ表示され、描画も綺麗。だがLaTeX(TeX Live)で生成したpdfの埋め込みフォント「GothicBBB-Medium-Identity-H」と「Ryumin-Light-Identity-H」が表示されず(/sdcard/fontsディレクトリにフォントを入れろと表示される)、それらのpdfを読むことができないのが個人的には問題。また、しおりやアウトラインの表示方法および操作方法がやや分かり難かったり、アウトライン表示からのページジャンプで飛び先がずれるところで微妙に減点。xpsの他、かなりニッチな拡張子にも対応している模様。書類を電子化したpdfやウェブのpdfをクイックに閲覧したい際に有用か。

*1:最近開いたファイルでも左上のメニューアイコン→マイドキュメント→「最近のファイル」タブからpdfを選択と3タップを要し、開いたことの無いpdfに至っては上記の手順の後に「最近のファイル」タブを左にスワイプした「ローカル」タブからpdfのリストを延々と下にスクロールするかその都度文字入力して検索する(ディレクトリツリー表示ではなくソート機能も無い)、もしくは「最近のファイル」タブ右下に表示されるフォルダアイコン→「次から開く」画面で別のファイラーアプリを指定して開く、と大分手間がかかるようになってしまった。

epgrecでサムネイル画像が出力されない件(解決)

epgrec(epgrec-090814.tar.gz(2009年8月14日版))にて、いつからか録画済み番組のサムネイル画像が作られなくなっていた*1。インストールされているffmpegのバージョンはgit-2013-06-16-3b86174で、標準リポジトリffmpegと何かの理由で差し替えたものと思われ(るが忘れた)、これによりffmpegのオプションの順番が変わったことが原因の模様。

gen-thumbnail.shを以下のように変更する。
(変更前)

${FFMPEG} -i ${OUTPUT} -r 1 -s 160x90 -ss ${offset} -vframes 1 -f image2 ${THUMB}

(変更後)

${FFMPEG} -r 1 -ss ${offset} -i ${OUTPUT} -s 160x90 -vframes 1 -f image2 ${THUMB}

サムネイルの再作成

epgrecディレクトリで以下のコマンドを実行する。video/はvideoディレクトリの名前に変更すること。

for i in `find video/ -type f | grep -e '\.mp4$'`; do [ -f thumbs/`basename $i`.jpg ] || ffmpeg -r 1 -ss 30 -i $i -s 160x90 -vframes 1 -f image2 thumbs/`basename $i`.jpg; done

参照サイト

簡素なif文の書き方

ffmpegで以下のエラーが出る件について、-vframesのコマンドの順番の問題と触れられている。

Option vframes (set the number of video frames to record) cannot be applied to input file - -- you are trying to apply an input option to an output file or vice versa. Move this option before the file it belongs to.

*1:最後に作られていたサムネイル画像のタイムスタンプは2014/9/19となっていた

Ubuntu12.04でTogglの新デスクトップアプリをビルドする(失敗)

タイムトラッキングツールTogglのデスクトップアプリであるToggl Desktopが、Togglサイトのリニューアルに伴ない使えなくなった。公式サイトから新しいバージョンを入手しようとしたが、Ubuntu12.04で使用できる32bit版が用意されていなかった。
公式サイトの説明によると自分でコンパイルすれば作成できるということだったので作成を試みたものの失敗した。Toggl公式ブログの9月のエントリ*1によると32bit版も近く公開するとのことなので、対応に期待したい。今回行なった内容は以下の通り。

公式サイト*2に示されているリンクからGitHub(toggl/toggldesktop)を辿ると、まずxorg-dev qtcreator libxss-dev libqt5webkit5-devをインストールせよとのことだが12.04にはlibqt5webkit5-devが無い。Ubutu12.04 libqt5で検索し application development - How can I install Qt 5.x on 12.04 LTS? - Ask Ubuntu の情報からppa:ubuntu-sdk-team/ppaを追加することでlibqt5webkit5-devをインストールすることができた。
しかしmake時にtimerwidget.cppでエラーが出てしまうので調べると Make fails on Ubuntu 13.10 · Issue #563 · toggl/toggldesktop の情報からQtのバージョンが5.0.2であることが判明。上記Ask Ubuntuリンク*3中のQt Creatorのリンク(Download Qt | Open Source and Commercial)からQt Creatorをインストールする。
インストールした方のqmakeが使われるようパスを通す(参照:Compatibility Info and Build Tips · ethereum/cpp-ethereum Wiki)。これで無事make depとmakeが通るが、make runするとアプリケーションが実行できないという旨だけのメッセージが出る。メッセージで表記されたログファイルを見ても特にエラーは出力されていなかった。

所要時間:2時間45分

Firefox34.0+はてなブックマーク拡張2.3.6.1ではてなブックマークアイコンが表示されない(+firefoxツールバのカスタマイズが開かない)

Firefox34.0にてはてなブックマーク拡張が最新の2.3.6.1にバージョンアップされたところ、アドオン「The Addon Bar」で追加したアドオンバーからはてなブックマークのアイコンとブックマーク数が消えてしまった。これはFirefox29以降で採用されたAustralis UIに対応し、はてなブックマークアイコンがツールバー側に移動したためとのこと。
場所を移動するには「ツールバーのカスタマイズ」からはてなパネルを動かせばよいとのことだったが、クリックしてもカスタマイズの画面が開かない。
検索してみるとインストールしているアドオンにより表示されなくなることがある(*1)という情報があったが、1つ1つ検証するのも大変なので以前のバージョンである2.3.5を入れ直すことにする。
はてなブックマーク拡張を削除してから、Hatena Bookmark :: Versions :: Add-ons for Firefoxよりバージョン2.3.5をインストールしたところ、はてなブックマーク拡張のアイコンとブックマーク数の表示が復活した。

そのままだと自動で最新バージョンにアップデートされてしまうため、アドオンマネージャの拡張タブからはてなブックマークのMoreを選びAutomatic UpdatesをOffに設定する。

12.04(Precise)のchromium-browserを37から25にダウングレード

ソフトウェアアップデートが来ていたので適用したところ、バージョン37となったChromiumGoogle検索結果画面で必ず落ちるようになり使い物にならない。この機会に新しいタブでアプリ画面を表示してくれていた以前のバージョンである25に戻すことにした。

Chromium (stable) : Alex ShkopのPPAを設定する。

$ sudo add-apt-reposiroty ppa:a-v-shkop/chromium 
$ sudo apt-get update

インストールできるバージョンは以下のようにして調べることができる。

$ apt-cache showpkg chromium-browser
$ apt-cache showpkg chromium-browser-l10n

普通にインストールすると最新版が入ってしまうので、以下のようにバージョンを指定してインストールする。

$ sudo apt-get install chromium-browser=25.0.1364.172~svn20130323r187217-0ubuntu1~precise1
$ sudo apt-get install chromium-browser-l10n=25.0.1364.172~svn20130323r187217-0ubuntu1~precise1

Chromium37と比較すると目に見えて動作が軽快になり、占有メモリが減少したせいか他アプリの動作や画面描画も軽くなった。
Chromium25はウェブストアのサポートが終了しており新しい拡張機能をインストールすることができないのが難点であるものの、インストール済みの常用している拡張機能に動作不具合が無ければこのまま当分使用したい。

古いバージョンの拡張機能(Vimium)を利用する

Chromiumで愛用している拡張機能のVimiumは1.45が動作しなかったため、古いアカウントのディレクトリから1.43を指定したところ動作した。
ディレクトリから拡張機能を追加するには、設定画面の拡張機能からデベロッパーモードをオンにして「パッケージ化していない拡張機能を読み込む」からchrome(chromium)の設定ファイル以下の拡張機能のIDのディレクトリ名の下のバージョンフォルダの中のmanifest.jsonが見える状態で右下の「開く」を選択すると追加される。

参照リンク

ChromiumのPPAを提供している。バージョン25で更新が止まっている。

非常に丁寧に解説されていて分かりやすい。debファイルからのインストール方法についても掲載されている。配布されているファイルのうちどれが必要なものなのかということ、パッケージファイルは全て一度に指定しないとインストールできないことが参考になった。

(解決)fluxでモニタの色温度が反映されない

時間に応じてモニタの色温度を変えるfluxはfluxのPPA(f.lux for Linux)からインストールできる。

 $sudo add-apt-repository ppa:kilian/f.lux
 $sudo apt-get update
 $sudo apt-get install fluxgui

しかしアプリを起動して、アイコンから設定してもうまく画面の色温度が変化しない。変化しても不安定だったりする(バージョン1.1.8で再現)。
以下のようにコマンドラインから起動するとうまく反映されるようになった。

$ xflux -l (緯度) -k (色温度)

緯度はGoogle Mapsで調べることができる。緯度を調べたい位置で右クリックして「この場所について」を選ぶとピンが立ち、検索ボックスにその場所の経度と緯度が表示される。35.685257,139.753289であれば、-l 35.685257のように設定すればよい。
色温度は夜時間(夏季18:30?〜0529?/冬季18:30〜06:29)の色温度を設定する。guiでは2700Kが最低だったので、-k 2700としてそれを指定した(他の設定としてguiの設定では3400K,4200K,5000Kがあった)。

参照サイト

睡眠に悪影響を及ぼすブルーライトから眼を守る。