錯誤試行

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Ubuntu16.04LTSが頻繁にフリーズする(未解決)

(このエントリは不具合の報告のみで、不具合の解決には至っていないので注意)

Ubuntu16.04LTSをリリース以来使い続けて早2年近くなった。長らく快適に利用してきたが、いつからか数日に一度フリーズするようになった(Alt+PrintScreenを押しながらR->S->E->I->U->Bしても反応なく電源ボタン長押しで電源を切るしかない)。イレギュラーなものと気にせず使い続けていたところ、昨年11月頃からかその頻度が頻繁になり、年末頃から実用に支障を来す頻度でフリーズするようになってしまった。下はここ最近のフリーズ(ハング)の頻度を書き留めたものの抜粋である。時刻だけ書いてあるのはフリーズした時間。ほぼ毎日フリーズが発生している状態である。

1/10 00:30
1/13 14時頃フリーズ 就寝前に無線LANオフで放置。翌日は問題なく動作。
1/14 21:09,22:49
1/15 音楽を掛けて放置。日付けが回った24:51にフリーズ。
1/16 ハングせず。夜 音楽を掛けずネット接続のみオンラインにして放置。
1/17 4:37ハング。再起動し音楽一時停止・オンライン状態。22:28ハング 音楽掛けずネット接続もオフラインにして放置。
1/18 朝から晩まで正常動作
1/19 05:21ハング
1/20 00:54ハング
1/21 正常動作
1/22 18:18ハング(音楽・ネットon) ブートオプション変更(intel_idle.max_cstate=1)するも17:22ハング(音楽・ネットon)

肝心のハードウェア情報として、マザボASUSのH170 PRO、CPUはIntel Core i5 6500、メモリはCFD Panram DDR4 PC4-17000 CL15 8GB×2、SSDはCrucial MX200を使用している。
調べてみると、マザボ・メモリ・SSD・OSにそれぞれフリーズの原因が報告されていることが次々判明し、泥沼に嵌まり混んでしまった模様。ここからどうしたものか。Windows10+HDDを入手の上動作確認してハードウェア側の不具合かどうかの切り分けが必要になるかと思われるが、不具合切り分けのためだけに出費をするのも躊躇するものがあり保留中。

(2018/7追記)
その後の同現象発生日数は2月に19日間、3月に11日間、4月に10日間、5月に6日間、6月に5日間でだんだん減少する傾向にあり、現在のところ6/20を最後に不具合は発生していない。何度かアップデートが入ったのでそのどこかで不具合が解消されたのかもしれない。やはりUbuntu側の問題だったのだろうか?

(2023/6再追記) 解決?


その後フリーズ問題が再発。2019年頃からずっとフリーズの原因が分からず、フリーズしたらその都度電源を再投入して対応していたが、ESM⁠(Extended Security Maintenance)適用のため、カーネルを4.5.0から4.4.0に落とし、ESMでアップデートされたカーネル4.4.0を使うようにしたところ1ヶ月ほど全くフリーズせずに使えている。ESM適用後にカーネルを4.5.0に戻してみたときはフリーズが再発したので、おそらくESM版カーネル4.4.0にフリーズが改善されるアップデートが含まれていたのではないかと思われる(記事投稿時の2018年当時に使っていたカーネルのバージョンは「4.4.0-112-generic #135-Ubuntu SMP Fri Jan 19 11:48:36 UTC 2018 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux」だった)。参考までに記しておく。

価格.comでフリーズ報告がいくつかみられる。CPU C StatesをDisableにするが変化なし。「DRAM Frequency」を固定にするが変化なし。清掃してCPUをグリスアップしても改善せず。グラボはCPU内蔵のものを使っており挿していない。

  • メモリ(CFD Panram DDR4 PC4-17000 CL15 8GB)

マザボとの相性問題の存在がamazonレビュー欄で触れられている。memtest86+では17時間問題なく稼働(Pass:7 Errors:0)

  • SSD(Crucial MX200)

製品にプチフリ問題が指摘されている。しかしディスクユーティリティのヘルスレポートやBIOSのレポートでは不具合を示すような数値は出ていない。復旧用のUSB環境でブートして放置してもハングするためSSDが原因ではない?

  • OS(・パッケージ・ドライバ)

突然のハングアップ現象が報告されている。
GRUBのオプション(intel_idle.max_cstate)を変更する方法がある模様。おそらくcpu c stateをOS側から設定する方法であると思われる。設定したが改善しない。値を0にもしてみたが変化なし。

 GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash intel_idle.max_cstate=1"

また、フリーズ後の起動時にUbuntuに内部エラーが発生したとして「unity-settings-daemon」のクラッシュが表示されることがあったため以下のようにしてunity-settings-daemonを入れ直したが変化なし。

 sudo apt-get install --reinstall unity-settings-daemon

また、Intelグラフィックスドライバがインストールされていない場合にデフォルトで入っているドライバとの互換性がなく落ちることがあるとのこと。インストールされているかどうかはglxinfo | grep Deviceで確認できるとのことで実行してみたところ、以下のように表示され、ドライバは入っているようだった。

 Device: Mesa DRI Intel(R) HD Graphics 530 (Skylake GT2)  (0x1912)

(書き掛け)

参照サイト

(書き掛け)