錯誤試行

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人は令和のネットを通信規制されたテザリング回線で戦えるのか

目次

IIJmioで通信規制がかかる

通信手段が格安SIMであるIIJmioテザリングしかないが、月の容量を使い切り、クーポンOFF低速回線での3日間366MB制限もオーバーして通信規制が掛かってしまった。

通信規制の速度はどのくらいか


ツールで通信速度を見てみると5KB/s前後しか出ていない(赤枠「RECEIVED」の列)。5MB/s(40Mbps)ではなく、5KB/s(40kbps)である。実にアナログモデム(56kbps)でインターネットをしていた時代のレベルである。

通信規制されるとどんな感じになるのか

 
シンプルなページとして、Googleと、あるWebサービスのサイトの画像を貼り付けた。シンプルなサイトですらこの状況で、実に昔のインターネットという感じである。

この速度で令和のウェブページは辛過ぎで、スタイルシートjavascriptが読み込まれなかったり、待てど暮らせど反応が帰って来なかったり、そのまま読み込みがどこかへ行ってしまったりする。

昔のソフトなら何とかなる

 
こんな時に役に経つのがネット回線が細かったいにしえの時代のアプリで、w3m(正確にはemacs-w3m)というテキストブラウザを使用した。

先ほどのフルブラウザと比べると、ページが表示されるまでの時間がだいぶ早い。
今度は何とか実用的なネットサーフィンが可能となった。文章が読めれば一応、用は足りる。

ページが重過ぎて読み込めないGmailの読み書きは、ThunderbirdEmacsWanderlustを、同じく重過ぎて読み込めないTwitterEmacsのtwittering-modeを使った。
専用クライアントを確保してあれば、重たいウェブアプリを開かなくても、少ない通信量で表示できる。

まとめ

ネット回線がアナログモデムだった時代からあるソフトを使えば、戦えるかどうかは知らないが、回線が細くてもやっていくことはできる。ただし、表示されるインターネットも昔の時代に戻されることになる(テキストブラウザjavascriptが動かないので、はてブもできない)。

Youtubeが見られないのはどうしようもないので、手持ちの音楽や動画で乗り切ることにした。こうして最低限の文化的生活は守られたのだった。
同じく通信規制に苦しむネット回線難民は参考にしてみてはいかがだろうか。

おまけ(Youtubeを無理矢理表示)

 
試しにYoutubeを無理矢理表示してみたところ。トップページは表示されるまで8分かかった。動画ページは6秒の動画を再生するのに3分を要した。クリックしてみると、アドレスバーが進捗していて、止まっていないのが分かってもらえると思う。