錯誤試行

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Ubuntu12.04のログイン画面からUnityセッション(Ubuntu,Ubuntu2D)が消えたためgnome-classic環境に変更

数日間溜まっていたソフトウェアアップデートを実行したところ、Android端末をUSB経由でマウントすることができなくなった。lsusbでは認識されているが、Android端末もudevデーモン用の設定ファイル(/etc/udev/rules.d/xx-android.rules)の設定も全く手を加えていないのにnautilusに表示されない(仮想環境のゲストOS内では正しく認識されている)。
アップデート履歴を確認すると、2015/5/5にgvfsがアップデートされており、これが原因である可能性が考えられたので、apt-cache showpkg gvfsで以前のバージョンを確認し、以下を実行してダウングレードを行なった。

sudo aptitude install gvfs=1.12.1-0ubuntu1

再起動したところ、パスワードが間違っていないのにログインに失敗する。ログインネーム右上のアイコンからセッション選択の画面に入ると「Ubuntu」と「Ubuntu2D」が消滅しており、これがログインできなかった原因らしい。gvfsのダウングレード時に依存関係でUnity関係のパッケージまでアンインストールされてしまったのだろうか?
gnome-classicを選択したところログインすることができたが、依然としてAndroid端末はnautilusに表示されない。

調べてみると、Unity環境が壊れたときの復旧方法については対応の方法が見つかるが、セッション選択画面から消えた場合については対応方法が見当たらない。止むを得ないのでgnome-classic環境を元のUnity環境に近付けることとした。
gnome-classic環境はAlt-Tabによるタスク切り替えが動作しない不具合があり、CompizConfig Setting Managerからアプリケーションスイッチャーを有効にすることで機能するようになるが、手元の環境ではXがクラッシュしてしまうので代わりにStatic Application Switcherを有効にしたところ問題なく動作した。
慣れてみると、gnome-classic環境はUnity環境よりもリソース負荷が軽く、きびきびと動作してくれて快適である。画面左端のランチャーメニューが消えて画面が広く使えるオマケまで付いてくる。Android端末がマウントできない状況は変わらないものの、より快適な環境を手に入れることができた。