先日、起動や動作の遅さに不満を感じていたこともありOSのストレージをSSDに更新するに際してUbuntu12.04をクリーンインストールした。
SSDの設置作業は2時間足らずで終わったが、その後に旧11.10の使い慣れた環境を復旧するのに丸2日、延べ20時間程度を所要した。これがあるのでシステムのアップグレードは年々腰が重くなる。
旧環境の復旧の締めくくりとしてlatexをインストールすることにした。
12.04ではtexlive2012がPPAから入れられるようになり便利になった。以下のリンクを参照。
Ubuntu12.04にtexlive2012を導入して、utf8対応のplatexが使えるようにする - Yahoo!知恵袋
しかし、platexに通すと各種のエラーが出てタイプセットが止まる。
marvosym.styが無いと言われたので、旧環境の手動でインストールしたtexliveから以下のパッケージを新環境へコピーする。
ユーザーが自分で必要なパッケージ等をインストールするディレクトリが/usr/local/texlive/2012/texmf-dist/から/usr/share/texlive/texmf-dist/に移動しているようだ。
$sudo cp -R /usr/local/texlive/2012/texmf-dist/tex/latex/marvosym/ /usr/share/texlive/texmf-dist/tex/latex/
同様にwasy10が無いと言われたので、旧環境の手動でインストールしたtexliveから以下lのパッケージを同様にコピーする。
$sudo cp -R /usr/local/texlive/2012/texmf-dist/tex/latex/wasysym/ /usr/share/texlive/texmf-dist/tex/latex/
wasy10のフォントが無いと言われたので以下のファイルを新環境の/usr/share/texlive/texmf-dist/fonts/にコピーする
/usr/local/texlive/2012/texmf-dist/fonts/type1/public/wasy/wasy10.pfb /usr/local/texlive/2012/texmf-dist/fonts/type1/public/wasy/wasy10.pfm /usr/local/texlive/2012/texmf-dist/fonts/source/public/wasy/wasy10.mf /usr/local/texlive/2012/texmf-dist/fonts/afm/public/wasy/wasy10.afm /usr/local/texlive/2012/texmf-dist/fonts/tfm/public/wasy/wasy10.tfm
以上でタイプセットが通るようになった。
