錯誤試行

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Ubuntu11.10でカーネルアップデート(3.0.0-24)後、画面表示が遅い・ハイバネート復帰で画面がバグる(解決)

(追記)
以下の不具合はUnity 3Dが原因らしい。ログイン画面からUnity 2Dを選択してログインすると以下の不具合は全て回復し、快適な環境が帰ってくる。
Unity 2Dにするとcompizの各機能が無効になるが、以下のようにすると有効にすることができる。

/usr/share/gnome-session/sessions

[GNOME Session]
Name=Ubuntu 2D
RequiredComponents=gnome-settings-daemon;
RequiredProviders=windowmanager;panel;launcher;
DefaultProvider-windowmanager=compiz <---ここを変更
DefaultProvider-panel=compiz
DefaultProvider-launcher=compiz

DesktopName=Unity

Customize Unity 2D with compiz in Ubuntu 11.10 » Patel's Blog

環境

Ubuntu11.10 カーネル:3.0.0-24-generic-pae
グラフィックボード:NVidia 9600GT
ドライバ:NVIDIAアクセラレーションが可能なグラフィックスドライバー(リリースアップデート)(バージョン173-updates)

状況・原因

1.画面表示のレスポンスが遅い。
xbmc(メディアプレイヤー)が関係しており、xbmc起動直後のメディアを再生せずウィンドウをアクティブにした状態でXorgプロセスが30程度のCPUを消費しており、端末での文字入力のレスポンスもかなり遅くなる。
xbmcで何かメディアを再生している状態だとXorgのCPU使用率は平常値に戻る。xbmcを終了・最小化してもXorgのCPU使用率は平常値に戻る。
カーネルのアップデート前はこのような症状は無くxbmcでのメディア再生の有無に関わらずXorgのCPU使用率が上昇することは無かった。

2.ハイバネートからの復帰で画面がバグる(砂嵐)
ハイバネートから復帰すると以下のように矩形の砂嵐で区切られた画面になる。

画面の更新やウィンドウをクリックなどしても変化なし。
新たに起動したウィンドウについては異常なく表示される。

対処

ひとまずの対処としては、
1.使っていないときはxbmcを終了するか最小化しておくこととする

2.ハイバネートを使用しないことにする(不便…)

検索してみると、NVIDIAのようなプロプライエタリなドライバを必要とするグラフィックボードはカーネルアップデートで不具合が起きるのが常らしい。ならば、と思って以前のカーネルで起動しようとするが、なぜかブート処理の途中で止まってしまう。
こういうところがUbuntuをはじめとしたLinuxの面倒臭いところである。

教訓

カーネルは安易にアップデートしない。

関連情報

カーネルアップデート前は発生しなかったのでこれらの原因は除外。

Ubuntu公式ドキュメントより。
NVidiaドライバのTroubleshootingのページ中、Suspend/Hibernationの項目だが、ここに書いてあるのは「古いドライバ使用時にハイバネート・サスペンドが機能しない問題」についてであり、最新ドライバ使用時の不具合については書いていない。Installation Failsの項目が参考になるか?